~“当たり前”が喜ばれる、そんな毎日~
「家事って、仕事になるんですね」
これは、初めて家事代行のお仕事を始めたとき、私が一番驚いたことでした。
料理、掃除、洗濯、片付け――。
ずっと「自分のため」「家族のため」にやってきたことが、まさか誰かに感謝され、お給料までもらえるなんて…。そんな風に感じたのを、今でも覚えています。
家事は誰かにとっての“困りごと”を解決している
「当たり前」のようにやってきた家事ですが、実は誰もが得意なわけではありません。
高齢の方、小さなお子さんがいる家庭、共働きで忙しいご夫婦――。
私たちがふだん何気なくしている「片付けひとつ」「洗濯ものの畳み方ひとつ」が、誰かにとってはとてもありがたい“助け”になっているんです。
以前、洗濯物を丁寧に畳んでしまっておいたら、お客様が「あぁ、旅館みたい。うれしい!」と笑顔を見せてくれました。私には特別なことではなかったけれど、その一言で「この仕事、素敵だな」と改めて思いました。
「キレイになったね」のひと言がやりがいに
家事代行の仕事は、目に見えて結果が出るところも魅力です。
お部屋がピカピカになると、お客様の表情がパッと明るくなるのがわかります。
また、「前より片付けやすくなったよ」「水回りがぴかぴかで嬉しい」など、直接感想をもらえることも多く、自分の仕事の価値を実感できます。
地味に思われがちな家事のひとつひとつが、人の役に立ち、誰かの毎日を支えている――。
この仕事をしていると、そんな実感が積み重なって、日々が少しずつ誇らしくなります。
特別じゃなくていい。あなたの「いつもの家事」が価値になる
「そんなに家事が得意じゃないけれど、大丈夫ですか?」と心配される方もいますが、大丈夫。
大切なのは、ていねいさと、相手の暮らしに寄り添う気持ちです。
派手なスキルや資格はなくても、「いつも家でやっていた家事」がそのまま仕事になる。
それが、この仕事の一番の魅力だと思います。
現場を重ねるうちに、自然とコツや工夫も身につきますし、先輩スタッフや事務局もサポートしてくれますよ。
家事が「仕事になる」って、ちょっと面白い。
お金をかけて外注する時代だからこそ、誰かの生活をそっと支える“縁の下の力持ち”のような存在が求められています。
「家事=自分だけのこと」だった日々から、「家事=誰かに喜ばれる仕事」になったとき、私の中で“家事”の意味がガラッと変わりました。
日々の暮らしを整える力が、仕事になる。
それって、なんだか誇らしくて、ちょっと嬉しいことですよね。
🌸メッセージ
「家事が好き」「誰かの役に立ちたい」と思っている方へ。
あなたの“いつもの手”が、誰かの笑顔をつくります。
一緒に、“家事のプロ”としての一歩、踏み出してみませんか?